ページを選択

前回から、「築年数が古いマンションの売却」をテーマにお届けしています。
マンションの場合は、築年数が古くても、⼀定の価値を維持して売却が可能であることをお話ししました。
今回は、築年数が古いマンションを売却するコツを紹介します。
売りに出す前に確認しておきたいことなどをまとめますので、マンションの売却を検討している⽅はぜひ参考にしてください。

築年数が古いマンションを、できるだけ⾼く、スムーズに売却するためには、準備や戦略も必
要です。売主として何をしておくべきか、チェックしておきましょう。

◆物件の住宅設備の状態を確認する
築年数の古い中古マンションでは、付帯設備を修理したり交換したりしながら使⽤していることもあると思います。例えば、キッチンや洗⾯所の⽔栓、レンジフードや洗⾯台、お⾵呂などは、経年によるトラブルが起きやすい設備です。築30年、40年のマンションともなると、メンテナンスしていても何らかの⽀障があるケースもあるのではないでしょうか。
ご⾃⾝が所有する物件の設備は、現状を正しく把握しておくことが⼤切。売却後に問題が発覚すると、売主の責任を問われる可能性があります。
中古物件の売買においては、契約書に書かれた内容と合致しない問題が起きたとき、売主は契約不適合責任を負うことになります。後⽇、修繕依頼や費⽤請求されるケースも考えられますので、物件の状態・状況をきちんと把握し、仔細漏らさず告知することが重要です。
⾃分好みにリフォームしたいので、現状の設備に多少不具合があっても、そのままで購⼊したいという買い⼿もいます。事前の修理や交換を希望する買い⼿もいます。
いずれにしても、現状を正しく伝え、双⽅の認識に相違がないようにしたいものです。

◆売却のカギは不動産会社選び
築年数の古いマンションでは、買い⼿からさまざまな質問をされます。
間取りを変えたいという要望も多いので、壁を壊したり、⽔回りの位置を変えたりすることが可能かなど、マンションの構造やリフォームの知識が豊富な不動産会社に仲介を頼んだ⽅が安⼼して任せられます。
築年数が古いマンションならではの事情を理解し、最適な売却⽅法を選択できる不動産会社を選べば、売却までの道のりはスムーズになるはずです。