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今回のテーマは、引き続き「売り出し価格の決め方」。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

◆いくらで、いつまでに売ればいいのかを考える
【売却希望価格の考え方】
買い替えの場合、買い替え先の住居を購入するのに必要な頭金の一部を、現在の自宅売却によって確保するのが
一般的でしょう。そうなると、現在の自宅の住宅ローン残高を返済し、仲介手数料なども支払ったうえで頭金に
充当できる金額が残るようにしなければいけません。
つまり、
売却希望価格≧住宅ローン残高+売却費用+買い替え先住宅の頭金(の一部)
というような売却価格になるのがベストといえますね。
しかし、現実問題として上記のような形にはなりにくいものです。買い替えを希望される場合、現在の自宅を売
って今の住宅ローン残高を返済できれば、それでじゅうぶんと考えることも必要でしょう。
【売却時期もポイントに】
売却時期によって価格も上下します。身近なところでは、人の移動シーズンにあたる年明け~3月の年度末は、
タイミングが合えば通常よりも高い価格で売却できるかもしれません。また、税制の特例措置が始まったタイミ
ングや、措置が終わる駆け込み需要のときなども狙い目といえます。
不動産そのものの相場の動きも売却価格に関わってきますが、こちらはプロでも見極めるのが難しいため、あま
り深く考えなくても良いでしょう。
何より、ご自身の買い替え、引っ越しなどのタイミングに合うことが一番重要です。なるべく高く売りたいとい
う思いはもちろんですが、タイミングを逃さないようにしましょう。
【価格の見直しも定期的に】
最初は高めに売り出して、1カ月経っても売れない場合に価格を見直す、というのが一般的なパターンですが、
不動産相場が下がり気味の時期などは、大胆に売却価格を見直したほうが買主の目にとまることも多いでしょ
う。
売れるのはいつでも構わない、という場合は、価格の見直しをする必要もないかもしれませんが、ほとんどの場
合は売却期限があると思います。
なるべく高く売りたい、という気持ちと、いつまでに売らなければいけないか、という期限のバランスを取るの
は非常に難しいですが、不動産会社とよく相談して適宜価格を見直していき、納得の価格で売却できるようにし
ていきましょう。