誰にでも不動産を売っていいのか?
- 「何を買うか?」「どれを買うか?」
- 今の日本の不動産業界
「何を買うか?」「どれを買うか?」
不動産屋さんに行くと、そこでは必ず「何を買いますか?」という前提で話が進められる。
「何を買うか?」「どれを買うか?」
これはおかしな話ではないだろうか?あくまで、買うことが前提になっている。「買わない選択肢」がないのだ。
例えば自分の親兄弟や友人に、個人的にマイホームについて相談されたら、「マイホームを購入すると良い」「今はマイホームを購入すべきではない」
など本音のアドバイスをするはず。どうして仕事となると「買うこと」が前提になってしまうのだろうか。
それでは真のアドバイスとは言い難い。
今の日本の不動産業界
現在、日本には845万戸以上の空き家がある。(平成30年統計)
もはや「土地神話」「マイホーム信仰」は高度経済成長の終わり、そして昨今の新型コロナウイルスの拡大で完全に崩壊してしまったといえるだろう。
「土地神話」や「マイホーム信仰」は不動産価格が上昇し続けるという絶対的な条件があったからこそ、成立したといえる。
マイホームは…
マイホームは
・「いま買っていい人」
・「いま買うべきではない人」
・「〇年後に買うのがベストな人」
がいる。マイホームを買うこと=幸福の絶対条件、でもなく、いま買うことも誰にとってもベストなわけではない。
売る側は押し売りなどせずに顧客ひとりひとりのニーズに寄り添い、いかに満足度を上げられるかが重要である。