不動産売買の基礎知識
不動産を売りたいときに検討すること
- 価格をいくらにするか
- 売却スケジュールをどう立てるか
- 税金等の諸経費をどう見積もるか
- 土地の境界ははっきりしているか
価格をいくらにするか
同じ棟のマンションでも階数や向きなどによって価格が異なるのが通常です。
概して売主側は強気の値付けをしがちですが、買主側もそのときに売り出している他の不動産と比較したり、
過去の成約事例などを参考にして購入価格を検討するため、売出価格が相場よりも高すぎると、
買主側に敬遠されてしまい、売却に時間がかかってしまいます。
売却スケジュールをどう立てるか
売出価格や条件が決まると、いよいよ不動産を売り出すことになります。
売却活動に入ってから、契約が成立して引渡しが完了するまでには数ヶ月を要するのが一般的です。
このため、売却代金を他の支払いに充てる計画がある人、他の住宅に住み替えの計画がある人、お子様の学校の関係などで引っ越し時期に
制約がある人などは、スケジュールをどう立てるかは重要な問題です。
税金等の諸経費をどう見積もるか
不動産の売却には、仲介手数料・引っ越し費用・測量費用・契約書の印紙代などの経費が生じます。
売却により利益が発生する場合は、それに伴う税金(所得税・住民税等)についても計算しておくことが必要です。
また、住宅ローンが残っている場合もその残額を把握しておく必要があります。
これら売却時に必要とされる諸経費を把握すれば、売却による収入金額のうちから、最終的にいくら手元に残るかが分かります。
土地の境界ははっきりしているか
土地の取引で生じるトラブルの多くに境界に関するものがあります。日常生活では特段問題は生じないものの、いざ売却するとなると隣地との
境界は塀の内側なのか外側なのか、また中心なのかなど記憶がはっきりしないなどという例は結構多く見受けられます。その土地に隣接する
すべての土地の所有者と境界点について確認できてはじめて、取引する土地の形状および面積が確定します。
いかがでしょうか?こちらの基礎知識をしっかり把握して売主も買主も満足する売買活動をしたいですね。